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選書のテーマは3つ。
「美しいこと」「しぜん」「毎日のこと」。

ブックディレクターの幅允孝(はば・よしたか)さん
選書のパートナーに迎え、
年間75000冊以上も発行されるという本の中から、
子どもたちの感性を刺激し、
大人も一緒に楽しめる本を厳選してご紹介いたします。

vol.2

2018.11.22

美しいこと 美しいこと

ふゆ
こうの あおい
¥1,620

グラフィカルなイラストとシンプルな文章で綴られた冬の絵本です。空では雲が遊び、やがて雪が舞い落ちる過程が丁寧に描かれています。真っ白な雪の原についた、様々な動物の足跡。この足跡はだれのものかな、と想像しながら読んでみてはいかがでしょうか。40年前にイタリアで出版され、世界6カ国で翻訳された絵本の初めて日本語版です。

美しいこと 美しいこと

おばけだじょ
tupera tupera
¥1,296

亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニット、tupera tuperaによる(実は)初めてのおばけ絵本。「たべちゃうじょ」「つかまえちゃうじょ」と迫ってくるまっくろおばけ。その正体とは……。背景はCGではなく影絵の手法を用い、おばけの黒には特別なインクを使用するなどtupera tuperaのこだわりを随所に感じられる一冊です。

美しいこと 美しいこと

lines
スージー・リー
¥2,916

スージー・リーは韓国のイラストレーターであり、絵本作家です。2008年に『なみ』が、2010年には『かげ』がニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞に選ばれています。『Lines』は、『なみ』『かげ』同様、文字のない絵本。言葉がないことで想像力が膨らみ、少年が氷上に描くラインの世界にぐんぐん引き込まれていきます。

美しいこと 美しいこと

みつけてん
作/ジョン・クラッセン 訳/長谷川 義史

ふたりぐみの、どこかおっとりしたかめが、帽子をひとつ見つけました。ひとりがかぶったら、もうひとりはかぶれなくなってしまう。じゃあ、いっそのこと見つけなかったことにしよう……それでもふたりは、帽子のことで頭がいっぱい。長谷川義史さんの関西弁訳が、とぼけたかめの掛け合いとその絶妙な間にぴったりフィットしています。

幅允孝

幅允孝(はば・よしたか)

有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。未知らぬ本を手にしてもらう機会をつくろうと、本屋と異業種を結びつける売場やライブラリーの制作をしている。最近の仕事として「ISETAN The Japan Store Kuala Lumpur」書籍フロア、「Japan House São Paolo」など。その活動範囲は本の居場所と共に多岐にわたり、編集、執筆なども手掛けている。著書に『本なんて読まなくたっていいのだけれど』、『DESIGN IS DEAD(?)』(監修)など。 早稲田大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。
www.bach-inc.com