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選書のテーマは3つ。
「美しいこと」「しぜん」「毎日のこと」。

ブックディレクターの幅允孝(はば・よしたか)さん
選書のパートナーに迎え、
年間75000冊以上も発行されるという本の中から、
子どもたちの感性を刺激し、
大人も一緒に楽しめる本を厳選してご紹介いたします。

season5

vol.3

2019.12.16

美しいこと 美しいこと

生きているのはなぜだろう。
池谷 裕二、田島 光二
¥1,870

脳研究者で東大薬学部教授の池谷裕二が、
人が生きる理由を自然や科学の法則から答えを出そうとした一冊。
これは、毎年、東京大学の新入生向けに池谷さんが行う
講義内容でもあり、その科学的理論をヴィジュアル化し
わかりやすく伝えられるようにしたのが本作です。
絵を担当したのは映画界で世界的に活躍する
コンセプトアーティストの田島光二。

美しいこと 美しいこと

ドクルジン
ミロコマチコ
¥1,980

力強く、生命力に満ち溢れたイラストを描く
画家・絵本作家のミロコマチコ。
『オオカミがとぶひ』『てつぞうはね』など、
ダイナミックな動物を描いてきたミロコの新作絵本の主役は、
彼女が創造した「ドクルジン」という巨大な生命体です。
ドクルジンといっしょに、山が、海が、動き出します。
添えられた言葉のリズムが楽しい、声に出して読みたい絵本です。

美しいこと 美しいこと

100年たったら
石井 睦美、あべ 弘士
¥1,650

児童文学作家 石井睦美が書いた物語に、
あべ弘士が生命力あふれる色鮮やかな絵をつけました。
石井さんは、「こんな夢を見た」という書き出しで始まる、
10の不思議な夢の世界を綴った夏目漱石の
「夢十夜」からインスピレーションを受けたそう。
ライオンと鳥が過ごした日々と、
それぞれの過ごす100年が幾度となく繰り替えされます。
壮大な物語をお楽しみください。

美しいこと 美しいこと

みち
阿部 海太
¥1,980

絵描き・絵本描きとして活躍する阿部海太による一冊。
私家版として世に出た本作は、
全国の個性派書店でロングセラーになり、
新装改訂版として発売されるようになったという経緯があります。
主人公はひとりの少年と少女。
幻想的な世界に伸びる一本の道をひたすら進んでいきます。
出てくる言葉は「あるく」と「はしる」のみ。
ふたりがたどり着いた場所とは。
ぜひ手に取ってご覧ください。

幅允孝

幅允孝(はば・よしたか)

有限会社BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。未知らぬ本を手にしてもらう機会をつくろうと、本屋と異業種を結びつける売場やライブラリーの制作をしている。最近の仕事として「ISETAN The Japan Store Kuala Lumpur」書籍フロア、「Japan House São Paolo」など。その活動範囲は本の居場所と共に多岐にわたり、編集、執筆なども手掛けている。著書に『本なんて読まなくたっていいのだけれど』、『DESIGN IS DEAD(?)』(監修)など。 早稲田大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。
www.bach-inc.com